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The Van Keyboard "KUMO"キーボードが来た

KickStarterで初お買い物

 去年の7月ごろ、Kickstarterで募集してたKUMOキーボードにpledgeしていて、5月初旬に手元に届きました。なんだかんだリリースが遅れるのはクラウドファンディングにつきものだそうですが(来ないのもあるらしい…)、KUMOも若干の遅れを伴いました(まだ全てのユーザーの発送は完了していないそうです…)

 当時Helixやcrkbdを組み立てたばっかりで普通の配列のキーボードに戻るのか…みたいな葛藤があって買うかどうか結構迷っていたんですが、結局仕事場のバックアップとして机に置きっぱなしでも邪魔にならないサイズかなということでポチしていました😎

 購入したのは、PCB+ケース+キーキャップの基本セットに、マウントプレート、キースイッチ、ホルスター(持ち運び用)です。

キースイッチ

 キースイッチはKailh proシリーズからの選択になってて、当時持ってなかったPro Purpleを選んでたのですが、現在は去年の私からすると信じられないくらい手持ちのスイッチが増えててキースイッチなしでもよかったなぁと😂
 まずはKBDFunsのT1スイッチと、先日の天キーvol.2で入手した所謂IKEAスイッチとをKrytox 105でLubeしてそれぞれモディファイア系と文字系に割り振って配置してみました。

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 一週間ほど使って、文字キーのスイッチを変えてみました。
Kailh Speed Heavy Dark Yellowをメインに、Kailh Pro Burgundyを指の力が入りにくい場所に。Dark Yellowが重めで浅い作動点、Burgundyが少し重めの少し浅い作動点で、いわゆる偏荷重っぽい感じにしてみました(こちらはどちらもKrytox 205g0でlube)。
 この配置はTreadstone48でお試し済みで、バネの跳ね返りを利用して小気味よく打鍵出来る感じが好み。ちょっと疲れやすくはなるんだけど…

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キーキャップ

 KUMOについているキーキャップは色がシンプルなのと、レジェンドに日本語が入っててそこまで好みでなかったので(クラックするという話もあり開封せずに)手持ちのキーキャップを色々物色しました。1.75Uと1.5U、1.25Uを特殊な位置に使うため、40%専用品がないとレジェンドがなかなかキレイに揃わないですね…最下段のキーレイアウトを1Uキー多用のほうにするとなんとか行けそうな感じはするのですが今度はキーマップがこうイマイチになるかもという懸念があって、とりあえずそちらはまた今度。
 ということでモデファイアのレジェンドを無視できるPMKのDSA Combatのを着けました。一部1.5Uと1.75Uキーが足りなかったのでPMKのGrabbagから。こういう時にあって良かったGrabbag!ってなるので一家に一バッグくらいはあってもいいかも(笑)
 Esc位置は先日の天キーvol.2で入手したStumpさんのRobotSkullを着けました。

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 もう一パターン。モデファイアのレジェンド、特に右側を気にしないで組んだらGMK Laserが綺麗に納まりました。やはりGMKは収まりがとてもイイですね…

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キーマップ

 デフォルトキーマップが購入時点で入っているのですぐ使えます。The Van KeyboardのキーマップエディタでMiniVanを選択すれば自分で好きなキーマップを作成したり、LEDのインジケータの動作も設定することが出来ます。
 PCB自体はMiniVanでQMK readyなので、私はQMKにあるMiniVanをベースに作成したものを使っています。

 キーマップはこんな感じです
 元々凸タイプの矢印キーがないと嫌マンだったのでRhymestoneやTreadstone48までは頑なに凸矢印キーをデフォルトマップにいれたり物理配置させてました。MiniVanも右下を凸矢印キーを割り当てようかなと購入当初は考えていたのですが、30%キーボードのキーマップでHJKL位置の別レイヤーに矢印キーを割り当てて使っているウチに慣れてしまいました。むしろそちらのほうがホームポジションから動かなくてイイのでTreadstone32のキーマップをベースにして、モデファイアキー系を独立させたキーマップになりました。

レビュー:久しぶりのRowStaggered

 FILCO MajestouchのTKLから乗換で自作キーボードにデビューしてるのですが、HelixでOrtholinear配列に慣れ、crkbdでColumnStaggered配列に慣れ、IrregularRowStaggeredという変則配列なTreadstoneシリーズを製作してそれにも慣れ、3Dプリンタのcolloseum44キーボードにも慣れ…と色んな物理配列に慣れてRowStaggeredキーボードに一年ぶりに戻ってきました。
 よくOrtholinear始め特定の配列のキーボードに移行してしまうと普通のキーボードが触れなくなる、という事をよく言われますし私もそう思ってた頃があったんですが、最近は
「朝指がリセットされるので最初に触ったキーボードの物理配列で運指をキャリブレーションするとそれがその日一番なじむ」
という体質になってきて割と何でも打てるようになるという感じデス。

  • 私のメインマシンがノートPCで持ち運び先で時々RowStaggeredに触れることがある
  • IrregularRowStaggeredがOrtholinearとRowStaggeredの中間みたいな配列で比較的どちらにも移行しやすかった
  • 自分の使うキーボードはどのキーボードもキーマップがほぼほぼ共通、かつJIS配列ベースなので頭の切り替えコストが少ない
  • 自作キーボード始めてからちょっとずつ運指を矯正して一般的に正しいとされる指使いにしていった

 というバックボーンがあるので自作キーボードやっている人すべてがそうなれるとは限りません。が出来ない事はないんだなーと思いました。

 一時期、物理配列の違うキーボードへの移行コストの事を考えるとKUMOを買っても使わないんじゃないかと思ってたんですが、手塩にかけて育てたキーマップのおかげですぐ手になじんだのもあってQMK対応のRowStaggeredなキーボードってのもイイものだなぁと。

 でもそれってヤバいんですよね…これまで分割キーボードや自分の作った変則配列な一体型でいいやと思っていたのに、急に視界が開けてしまって数多のQMK対応RowStaggeredキーボードが候補に入ってしまうのですから…(笑)

 ということでここ一、二週間はKUMOと、近いうちに記事にしようと思っているNOMU30のRowStaggeredキーボード組を仕事場でメインに使っています(Nomu30のビルドログも近々書きます)。積んでしまっているZincも今なら簡単に移行出来そう…

 若干気になるのは、矯正した運指で打鍵しているとZXCあたりを打鍵するときに指を負担がかかるのか、指に繋がる腱が疲れやすくなりますね…パームレストにどかっと手の平の根元を置いているせいだろうと思うのですが、Treadstone48や32、分割キーボードだとあまり感じたことがないのでちょっと気になりました。

未開封なのが…

 キースイッチ、キーキャップ、ホルスターケース。特にホルスターケースは開けようかどうか迷ってます…

(おまけ)フルカラーLEDインジケーターのピンについて

 上でも少し触れましたが、KUMOの購入時に入っているデフォルトキーマップのファームウェアはThe Van Keyboardのキーマップエディタで作成しないと出来ないものっぽくて、QMKにはKUMOの一文字も入っていません…
 基板のレイアウトやピンアサインはMiniVanと同じものなのですが、左上に3つ並んでるフルカラーLEDインジケーターはKUMOかそれ以上のリビジョンから付くようで、MiniVanのファームでは点灯しません(KUMOと同じリビジョンのPCBであろうKatalyst出てくるのでそのうち公式がアップデートするのか、はたまた有志がやるのかはちょっと不明ですが…)。

 基板を追って確認したところATMEGA32U4のD0ピンにWS2812シリーズのLEDが左から右に数珠繋ぎになっているので、私が使うキーマップはそのLEDをHelix等でおなじみのLEDアニメーションに使うように設定しました。
 ちょっとコーディングしたらCapsLockとかレイヤー移動時にLEDの挙動を変更するのは簡単なのでやってみるのもイイかなぁと思います(私はあまり必要に感じなかったので光らせて遊ばせてます…)

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