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LEFTOVER30のケースを塗装する

削るのキライ、でも塗るの好き

 Leftover30でデザインしてもらったこのケースは3Dプリントでの出力そのままで十分キレイなデザインになっている点も好きなトコロなんですが、プラモデルを嗜んでいだ経験上からかカスタム欲が出てしまい、塗装してみたくなるんですよね。

 過去にDMM.makeで出力したColloseum44の3Dプリントケースを塗装したり(Colosseum44ビルドログ)、Treadstone48のウッドケースに塗装したり(ウッディなケースはめっさいいぞ)、Treadstone32のケースを塗装したりしてます(前回のLeftover30の記事。中段あたり

 今回使ったケースは、上面のカドにフィレット(面取り)を施していない試作品のものです。フィレットがないほうが塗装しやすいだろうという算段もあっての施工です。
手順はざっくりこんな感じでやりました。

  1. あて木などで平面を作った紙やすり(耐水ペーパーじゃなくてもOK)200番台で積層痕をざっと均す
  2. あて木などで平面を作った紙やすり(耐水ペーパーじゃなくてもOK)400番台で200番台で削った傷を均す
  3. あて木などで平面を作った紙やすり(耐水ペーパー)600番台で水つけながら400番台で削った傷を均す
  4. 600番台くらいのグレーサフを吹き付けて(削り跡確認用。いわゆる捨てサフ)、紙やすりで削れそうな積層痕が残っていたら周辺ごと200番、400番、600番とまた削りなおしていく
  5. 深い積層痕が残っている場所はポリパテを詰め込んだり、溶きパテを時間を置いて何度か流し込んで削る、を繰り返す
  6. 大体いい感じになったら600番のグレーサフを吹き付けて(捨てサフ)、傷をチェック
  7. あて木などで平面を作った紙やすり(耐水ペーパー)1000番くらいで水つけながら全体を均す
  8. 1000番くらいのサーフェーサーを吹いて(足付け、下地塗装としてのサフ)、最終チェック
  9. 塗りたい色を四度塗りくらいする
  10. 1週間経ったらごくごく軽く、紙やすり(耐水ペーパー)1000番くらいで水つけながら全体を均す(塗装のタレなどがある場合はここで取り除いて塗り直してまた一週間放置して繰り返し)
  11. クリア塗装(ラッカー、ウレタンなど)を四度塗りくらいする
  12. 1週間経ったらコンパウンドでクリア塗装を均す

塗装のほとんどは下地で決まるのですが、私はこの削る作業が超苦手というか超面倒に感じる…電動工具で出来ればカンタンなんですが、熱でプリンタ素材が変質するので手作業じゃないと厳しいのです。

試しに溶きパテを全面に擦り付けたところ。意味があったような、無かったような…   img

捨てサフすると粗がよく見えます。深いキズはパテで埋めるに限る。
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7番目の工程あたり。この辺でようやく平面が出たかな。1000番でペーパーがけで普通のプラスチックくらいのツルツルな質感になる。
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インジケータLED部分の穴あけ忘れを本塗りはじめたあとで思い出して修正💦
この修正のせいで上面の平面が崩れて割と台無しになった…
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完成

私のやることだから粗があって、平面が出てないとか、ちょっとキズが見えちゃってるとか、インジケータLEDやりなおしの跡がほんのりわかっちゃったりとか、そういうのが多々あるんですが、角度と反射を気にして写真をうまく撮っちゃえば(別に加工しなくても)わからんわからんてことで完成としました()

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模型と一緒で1mくらい離れると粗はわからなくなります() にしても紺色のツヤツヤケースにMT3 dev/ttyのマットな質感のハイプロキーキャップが似合うね(自画自賛) img

販売版ケースと並べると雰囲気がまた違ったものになっているのがわかりますね。
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