キーの並びについてあらためて考える
久しぶりに自作キーボードしました。
私は60%分割オーソリニアの自作キーボードのHelix(游舎工房創業者さん設計のもの)からハマって、40%分割カラムスタッガー(Corne keyboard v1だったかな?foostanさん設計)を作って、そっから自分で40%分割オーソリニアの自作キーボード、その後(多分)オリジナル配列のTreadstone48を設計して…とズブズブと作るほうの沼にもハマっていきました。
そのなかでもTreadstone32(TS32)という30%のキーボードは初版 からいくらかのバージョンアップを経つつ7年くらい愛用しているのですが、使ってると時々浮かんでは思い直して消えるレイアウト…というのがずっとありまして。

(Treadstone32初期モデル。5mm+2mmアクリルの積層で囲うスタイルは当時まだ少なかった)

(Treadstone32最新モデル。アルミケースになった)
これまでいくつかの物理配列を購入して実務で使ってきた経験から、多少癖はあるもののロースタッガー系の配列でも特に問題ないのでは?という結論に至っていて、シンメトリカルな配列にこだわる必要ってないよなと感じていまして。 家や職場では適当に好きな配列のキーボードを使ってても、出先でノートPC開いてもそれに付いてるキーボードを問題なく(物理配列以外には多少の不満はあれど)打ってますし…
で、Treadstone32のような、ほぼほぼ最低限のキーしかないキー数はそのままに、シンメトリカルな独自配列からロースタッガー配列に変更したものを試してもいいかな?と思い浮かんでは、いや別にあえて作る必要もなくね?と自答して消えるレイアウトだったんです。それを今回ALPHAMOD32という名で作りました。
ALPHAとMODキー。以上終わり。みたいな潔さを込めての命名です。
ALPHAMOD32

(ALPHAMOD32。この俯瞰写真をTreadstone32と比べるとほんとに並びを変えただけ…)
配列は厳密にはイコールスタッガーと呼ばれている0.25Uずつ右にズレる配列を元にしています。通常のロースタッガー配列はZ段が0.5U右にズレてて小指の運指に窮屈さを感じるので、そのストレスを解消するため採用しました。ロースタッガー配列からの移行もしやすいだろうという意図もあります。
中央は0.75Uぶん空間を開けています。空間を開けることで左右の指の役割をはっきりさせつつ、TYBNキーの誤打鍵防止にもなり、両手を沿えた時の間隔がほんの少し広がって姿勢も少し楽になります。
ケース構造はFR4のトッププレートとボトムプレートでのサンドイッチマウントのオールドスクールなスタイル。このサイズだとたわみも程よく音が響くこともなく、簡単な構造で壊れにくい。自作感が溢れるのもまたいい。
昔はFR4でこんなデカいプレート発注するとキズ・擦れ、シルク欠け、みたいな事が多発して半分以上捨てる、みたいこともあって辟易したけど最近はキレイに出てきていいですね。
これキーマップどうなっているの?こんなので全部のキーを操作出来るの?と疑問に思うかもしれませんが、以下の過去記事にどうまとまっているかを書いていますのでご覧ください。

(ALPHAMOD32。ケース構造はFR4プレートで挟むスタイル。簡素オブ簡素だけど実用性十分)
使用感
「やっぱりこれでも問題ないやんか」
一般的なロースタッガーよりZの行に無理がないので押下しやすい。そして万なんかが空いてるぶん腕のポジショニングも少し楽。10本の指すべてに役割を分担させつつ少ない指運びで済む。設計意図通り。シンメトリック配列なんて要らんかったんや!(暴言)
FR4のサンドイッチマウントも打鍵音はこもらないし、たわみもそこそこで打鍵感もそんな悪くはないかなという印象。試作するにも安いしね。
ただ、外形でデザインが暫定(とりあえず安定する矩形にした)だったのでその辺はもう少し考えようかなぁとか、ケース作るかなぁとか、そういうところを現在しなきゃなという段階で止まっています💦 今年まったくキーボードのイベントに行ってないので露出が少ないのですが…来年のキーケットで販売出来ればな、と考えております。